RECOMENDACAO! 2017/1/7
No.000260
VOLUMEN 11
/ ANDRES CALAMARO
Label:
WARNER
Pais:
ARGENTINA
Data de Lancamento:
2017
Tipo:
CD
Condicao:
N
Preco(YEN):
2,600 + Tax
こねこねとしたヤンキー的なものが100パーセントのブエノスアイレスそのもののブルースロックが通低音にあり誤解されてもいいがリボルバーでラバーソールでホワイトアルバムよりいいところもある。その風格はセダンの乗り心地だ。要するにメジャーでゴージャスでも隙間が出せる破格のアーティストなのである。ハイエナジーにガソリンを撒き散らしている。もはや誰にも似ていない歌にはぶれもよどみも微塵もない。ちなみにツアータイトルは「歌のライセンス」。2000年の『エル・サルモン』以来の飛び切りに充実したアルバムといえるだろう。その行動力学のパースペクティヴはナイトライダーをも凌ぐ。それにしてもなんとも人を食ったアルバムタイトルなものだ。ワーナー移籍後かつソロアルバムかつメインストリームなやつのカウントなのであるのだが一筋縄ではいかない皮肉なものだ。最終段階が諸説ある畢生の巨編『ディープ・カンボジャ』と2009年のダウンロードアルバム『ナダ・セ・ピエルデ』に傾向がきわめて近い。そして同じくこの2016年に「グラバシオネス・エンコントラーダス」の第三章としてリリースされた『ロマフォニック・セッションズ』よりもっとその「ボルーメン・トレス」に相応しい手ごたえを感じるのは筆者のみであろうか。謎の丘サーファーの世界が巧妙かつ精緻に構成されたレパートリーにはパッポズ・ブルースやペスカド・ラビオソのナンバーがありかなりやにっこい。ババソニコスをカヴァーしたのも白眉のひとつであろう。
(村上玲)
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